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憂鬱と現象学

●うーん、どうも気分がのらない。やっぱり行きたくない。
 とはいえ、きっと時間が経つのはあっという間だ。

■物理的には同じ時間であるはずの3日間という時間も、気分ののらない3日間は長く感じられるし、舞台の本番前3日間はあっという間である。
 こうした個人によって見え方の異なる捉え方が現象学の基礎にあるらしい。
 だから、時間にしても距離にしても、あるいは重さというのもあるだろう、そうした見方は決して「主観的」ではないとハイデガーは教えてくれているが、このように「現象学的視点」と「主観的視点」というのは非常に間違いやすい。
■そして、憂鬱な気分のときには大抵のことに気分がのらないのだった。

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