午前中、早稲田の演劇博物館へ、太田省吾展を観に行く。初めて演劇博物館に入った。上演台本や構成表に書き込まれたメモをゆっくり見て回り、稽古の軌跡を想像する。一度は言葉にされたものが伏流のように再び封じられ、作品の中で観られるためらいや言いよどみがどのようにして生まれたのかを、少しでも体感できたことが嬉しい。
その後、池袋まで徒歩で移動。路地路地坂路地。申し分ないコース取り。
さらに電車で江古田の日芸へ。駅も校舎も新しくなっていた。江古田校舎はすべて建て替えられ、旧校舎は演劇学科棟だけに。今日は、その学科棟にある学内劇場の最後の公演だった。この公演が終わったら取り壊されてしまう。演出と出演者の一人が同期だというし、懐かしい面々に会えることもあって(こういった出会いの機会を与えてくれた場所に感謝の意を込めて)、観に来たのだった。幕引き公演でも緞帳を降ろさないという演出は、歴史は新劇場でも続いていきますよ、と伝えたかったのかどうなのか、そこの所はわからない。
公演終わって、友人二人と喫茶店「ぶな」へ。長く会っていなかったとは思えないくらい、学生のときと同じように時間を過ごせた。次に会う時も、またこんなふうに、にこやかに出会えたらいい。お互いにいい時間を過ごそうじゃない。
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