耳を噛む
鳥の威圧
久しぶりの日記。今年は夏が暑すぎて、目がくらんでいるうちに秋がやって来ました。
先日の記録。
鳥が多く住む沼に立った。魚釣りが好きな人以外はやってこない場所。釣り人用にしつらえられた桟橋も所々朽ちて、大小いろんな鳥が留まっている。クラゲの足がないようなぐにょぐにょした(多分)生き物が水面に浮いている。鳥たちが休んでいる所にお邪魔させてもらいながら、長い桟橋を歩いた。鳥たちは近寄っていくと必ず大きな羽音か声を上げ、威圧してから離れていく。
周りに人の姿はなく、足下はいつ崩れるかわからない場所で大勢の鳥に威圧されると、かなり心細い。たっぷりと心細さを味わって、桟橋を引き返した。
そこから少し歩いたところで、「背骨」を見つけた。日差しを避けて、車道よりも4、50cm高くなった街路樹の脇を歩いていた。足下に、両手にのるくらいの生き物の真っ白になった背骨が形を崩すことなく綺麗に並んでいた。背骨を首の方にたどっていくと、草の陰に頭骨が隠れていた。歯の形を見て猫だとわかる。骨の下にはふわふわとした白と黒の毛が残っていた。
鳥はどこで死ぬのだろう。
パラドックス定数『元気で行こう絶望するな、では失敬。』を観る
- 2010-07-05 (月)
- 演劇
補助席で観劇。2時間弱。20人の男がわさわさしている。前回が陰で今回は陽(本編でも語られるように)、というか祝祭。
太宰治の著作は教科書であたったくらいで、まともに読んだ記憶がないので、どこからが引用されたモチーフ又は言葉なのか、どこからが野木氏のものなのか(あるいは俳優のつぶやきなのか)、わからない。わからないまま、リミックスを楽しむ。常連客へのチラ見せ的サービスもあり。
まさかパラドックス定数がやっているとは思わなかったTwitterでのつぶやきを帰宅してから見て、時系列で見てりゃ良かったと残念に思う。
ああ、不勉強過ぎて、参照引用創作の境目がわからんと言うのは、どうにも切ない。
久方ぶりに日記を書けました。
昼下がりの写生
穏やかに晴れた日は、道ばたに椅子を出してぼんやりとする老人が路地にいる。そしてそんな日には、野良猫の出現率も高い。
猫と老人はひなたぼっこに最適な日を知っている。仮説を立てたいところだが、老人は毎日そのようにして町を眺めているとすれば、たまたまわたしが町を歩いた日に天気が良く、猫も陽気に誘われて出てきた結果、わたしにはそのように町が見えた、だけである。ああ、回りくどい。
公園のベンチを囲んでブルーシートやら段ボールやらが広げられ、数人が向かい合ってなにか談笑していた。噴水から浅く流れる水辺に、この土地には場違いな感じのする大きなサングラスをかけた女性が歩いてくる。そこに散歩中の大きな犬が近寄っていき、その犬を連れた同じくらいの年齢のご婦人と会話が始まる。こちらに声は届かないが、交わす言葉の回数を見ていれば、何が語られたか聞こえてくるようだ。
写真は、散歩の最後に声をかけた猫。人恋しいのか、ご飯にありつきたいのか、すりすりと顔をすり寄せてくる。額には真新しいひっかきキズもある。頭をなでるとノミが出てきた。まだ身体も小さいのに、耳はかじられた跡がたくさんあった。立ち去ろうとすると後から追ってくる。元気でね、としか声をかけられなかった。
4ヶ月ぶりに髪を切った日。
眠りについての1時間
朝遅く起きて高円寺へ、「ジャパニーズ・スリーピング」のリーディングを観に行く。
の前に、散歩。
散歩は無目的な方が好ましいが、土地柄、古着屋を見るという目的が出てくる。神保町を歩いていれば、古本屋に入ってしまうのと、同じ作用かと思う。
座・高円寺は居心地のいい建築物だった。造りも大きさも、照明の水玉の主張も好きだ。今回は会場が2階のカフェだったので劇場の中に入ることはできなかった。2つある劇場は吉祥寺シアターやシアタートラムのような感じかなあと、座席図を見て想像する。
地下のギャラリーの奥の扉の上には、「阿波踊りホール」書かれている。あの扉が開け放たれた時にはこの建物の表情が一変するのだろうか。
受付を済ませて開場まで三十分ほど待ち、カフェのテーブルに。TwitterやらSNS隆盛のこの時代でも人見知りばかりと見え(卵と鶏どっちが先かわかりませんが)、ここでは相席にも目に見えないボーダーが引かれる。カフェなので、開演前に熟睡セット(眠りを誘うスープと飲み物)を美味しくいただいた。
タイトル通り、眠りについての会話やモノローグで1時間。脈絡を失ったぶつ切りの構成が丸ごと夢のようだった。想像がかき立てられる。本編がどのように立ち上がるのか楽しみです。
佐渡はすぐそこだった
- 2010-05-23 (日)
- 散歩
新潟にお供で出掛ける。
そもそも新潟は東北地方だと思っていた。福島は東北なのに、北陸と呼ばれる地域より北なのに。
着いた先の新潟市は大きな町だった。iPhoneのgoogleMapで見ると、日本海はすぐ側だ。海岸からは、晴れた日には佐渡島が見えるという。駅前のビル街と郊外的(国道の脇にレストランやスーパーが建ち並ぶ)風景と日本海が、比較的近い距離にある。この距離感は、住んでみると面白い感覚なのかもしれない。都内で、坂があるとか、一駅分楽に歩けるように。
今回撮影した写真すべて被写体が身内だった。なにか新潟らしいものをアップしようと思ったが、公開出来るものが一枚も無かった。
佐渡島は行ってみたい土地だ。次に出掛けたときには、日本海と対面してみたいものだ。
休日の相棒を新調
- 2010-05-16 (日)
- 未分類
鞄を買った。活発に外に出る季節に向けて、というか、もう、そういう季節なんだが。
くったくたになるまで使い倒す貧乏性は直しようがないので、そのように天寿を全うしてくれる相棒を探す。鞄屋の奥に、それはあった。GH1とペットボトルと財布、手帳、文庫本が納まるサイズ。聞けば帆布にコーティングされていて、雨が多少降っても大丈夫だという。肩掛けしてみると、前から使っていたかのように、すぐに身体になじんでくれた。
道具とは、このようにして出会いたい。
猫のいびき
- 2010-05-15 (土)
- 猫
娘猫ハムは、猫らしくよく眠る。寝息からいびき、ときには寝言のように何かに対してうなったりもする。
iPhoneのボイスメモで録音してみた。寝言が録れたら良かったが、これが通常モードのいびき。
リンクをクリックすると自動で再生されますので、音量にはご注意ください。
猫いびき
美術館ふたつ
- 2010-05-04 (火)
- 未分類
先日行ったスパイラルホールのイベントSICF11。前もって「さえずって」おくと、割引になった。インターフェースのことを考えていた。フリーマーケットのように同じサイズのブースで空間はそれぞれに切断されているので、残酷にかんじることもある。メインの作品のサイズによって必要な余白が違うので。昨年の受賞者の展示がロビーにあって、そちらはのびのびとしていた。ぐにゃりとしたガラス棒がついたマグネットは好み。壁に掛けられた自転車にそれがいっぱいくっついている様子は少し気持ち悪いような気持ち良さ。たとえるならスライムを掴んでいるような。
その後、東京の真ん中にある東京国立近代美術館へ。ここは初めて。屋外のエントランスからいきなり巨大な竹細工のキリンたちがお出迎え。わーいわーい、と子供のように高揚させてくれる。中は、こんなかんじ。Flickr内の投稿ページで。3Dの映画は自分からはたらきかけることはできませんが、こちらは物理的に作品に触れさえしなければ、いくらでも楽しむことが可能。
カラスの戯れ
- 2010-05-01 (土)
- 猫
暑いくらいに晴れたGWの1日目。ベランダに並べられるだけ洗濯物やら布団を出す。ひなたぼっこのために外に出た母猫ロムが妙なうなり声をあげたような気がしたので見に行ってみると、鳥の羽ばたきとロムではない別の猫の威嚇する声が聞こえた。ベランダの手摺から身を乗り出して下を見ると、大きなカラスが隣家の塀の上にとまってひょいひょいと横歩きしている。3m程離れたところにこれまた大きな野良猫が姿勢を低くしてカラスを狙っている。猫はからかわれている。威嚇する声を上げるのは猫の方ばかりで、カラスは何度か短く鳴き建物の間をぬって飛び去ってしまった。ロムはそのようすを声も立てることが出来ずにじっと見ている。外の世界の過酷さに圧倒されていたのだろう。
晴れた日には散歩をする
- 2010-04-25 (日)
- 散歩
晴れた休日だった。二日続けてくれると嬉しい。
洗濯ものを干そうとベランダ側の窓を開けると、猫たちも勢いよく飛び出してひなたぼっこをはじめる。彼女たちにとって外は怖い場所なので、さすがに手摺を越えようとはしない。
気温が上がったので、昼はアボカドとエビのサンドイッチにした。少々の贅沢。
ソメイヨシノも散って、八重桜とハナミズキの季節。会社の用事で昨日からホームセンターを回ったり、駅ビルに行ってみたり、よく歩いた。
そういえば、近郊の大型ショッピングセンターも、駅の側のショッピングモールも改装しては新装開店している。サイクルがたまたま同じ時期に重なったのか。数ヶ月前、確かにどちらもくすんだ色合いを呈していたわけで、このままで大丈夫なんだろうかと心配になる雰囲気だった。どうしたって、テナント型の店舗はそういうことになる。東京に比べて人口密度の低い郊外になると、人を集めるにはそうなるのだろう。
路地の中へ入って行くと、そういった大々的な集客を無視した店舗がぽつぽつと出現する。入ってみたいと思うところがちらほらあるが、お酒を飲みながらという雰囲気なので、そういった場所での作法について無知な人間は踏み込めないのである。下戸損。
-
- まとまらず 2012 年 2 月 4 日
- むすこ初の誕生日 2012 年 2 月 3 日
- FinalCutProX 2012 年 2 月 2 日
- 嫌な予感 2012 年 2 月 1 日
- 中国からのメール/一月の終わり 2012 年 1 月 31 日
