2月10日(月)

 最近、写真を撮っていないため、過去の撮影リストの中から、今月の一枚を抽出することが難しくなってきた。こういうときは猫しかない。かなり親バカなタイトルだが、今月で、それも22日までで今月の一枚制度も終了だとすれば、それもよしとしよう。写真をするなら、もっと別の形にしたいと考えている。
 で、今日は急き立てられるような仕事を終えたあと、およそ3週間ぶりの中国語教室へ。
 今日の生徒はわたし達夫婦二人。この春節中にあったことなどを話す。先生に、今年の目標の進行具合はどうか聞かれるが、小説のこと、中国語のこと、達成できていないことばかり。だらしないので、癌で余命三年と言われた人がどれだけ頑張ったかという話を聞かされる。
 確かにせっぱつまった人は強い。後がない。今しかない。だからこそ、今に全身全霊を注ぐ。そうありたいと思う。何もせっぱつまることはないが、いつ死ぬかわからないのは皆同じ。
 先日の下手なマッサージで揉み殺されたせいか、股背面の付け根が腫れてしまい、夕方には足を引きずるほど。
 夜、わたしは、本を読むのに、電車・飛行機の中(車の中は酔うので当然駄目)、トイレの中、布団の中と決められた場所でしか、読めないことに気付いた。たとえば、この日記を書く前にじっくりと本を読んで、さて、そのことについて何か書こうかということができないのは、上記の条件が整わないから。つまり、いつもこの日記を書き上げ、布団に入ってから、数時間の読書の時間になる。それを今日は少しでも長く味わうため、早めに就寝状態に身体を持っていくことにした。

22:37 02/2/10 中国時間

 2月9日(日)

 午後1時に目が覚め、映像配信準備用に日本から持って来たデジカムを開けてみると、中に見学者第二回公演の『別の岬』が入っていたので、観てしまう。反省点多くあり。
 それからしばらく芝居のことを考え、次回作『次の出発』のことなども構想を膨らませる。
 で、ようやく小説に取りかかったのはいいものの、集中力が続かない。短編なのだから、無理に長くする必要はないのだということはわかっていても、適正な長さというものがわからない。どこでどう終わりにするべきかでもやはり悩む。そういうとき、思い浮かべるのは吉行淳之介氏の短編。『娼婦の部屋』を読む。
 それからDVDで『少林サッカー』を観る。香港映画なので、途中普通語が入る部分はわかるものの、広東語はまったくわからず、やはり字幕に頼るしかない。
 とりあえず、普通に楽しんだ。
 今、別役実氏の『舞台を遊ぶ』も読んでおり、これが非常に勉強になる。とてもいい本だ。
 などと、いろいろな方向に意識が散ってしまっていて、小説なら小説、演劇なら演劇、映像なら映像、WEBならWEBとどれかひとつに集中したいものの、それも贅沢な悩みだ。つまり、やりたいことは山ほどあるという贅沢さ。困ったことだ。

3:00 02/2/10 中国時間

 2月8日(土)

 土曜日だけど、会社出勤。それも仕方ない。1週間の旧正月休みがあったのだから。
 まあ、そんななかMacの調整に追われる。自分のPowerBookも問題ありだが、会社のMacもかなり駄目になっていて、そもそもOS X はあまりその手の業界では使用されておらず、わからないことだらけ。
 とりあえず、サポートページなどを参考にしながら、UNIXについても勉強しつつ、修復させていく。こういうことはいつまでやっていても、飽きないというか、時間を忘れる。ただ、肩の凝りはひどい。
 というわけで、いつも行っているところとは違うマッサージへ。
 明日は休み。何もしない一日を久しぶりに味わえる。いや、小説を書く。ここで書かねば。

2:10 02/2/9 中国時間

 2月7日(金)

 爆竹を鳴らす。会社が旧正月明け働き初めということで、そういう恒例行事になっているようなのだった。とにかく非常に無駄なことのようにみえて、実際無駄なので、笑うしかない。
 そうか、昨日、財布をなくし、財布をなくして探す人を小説にしようと思っていたが、それ単体では力が弱い。もう、そんなもの出し惜しみせず、今あるものすべてをぶつけていかなければ、駄目なのだ。書かずにはいられないものが溢れ出てこなければならないのです。そうか、いや、かといって何でも詰め込めばいいというわけではなかろう。書くことがないからといって、突然、「財布をなくした」というのはいかがなものかと思う。待たなければならない時もあるのだ。というか、待つことこそが仕事。待ちに待つ。常に待っている。
 彼らが自分から動き出すのを待つ。しゃべり出すのを待つ。

 夜、シティボーイズ-ミックス『パパ・センプリチータ』をDVDで観る。勿体ない。この役者、この音楽を使って…。

23:57 02/2/7 中国時間

 2月6日(木)

 で、さてアップしようかと思って携帯で接続するのだが、というか、接続はしているのだが、ウンともスンとも言わない。準備もしなければならないので、諦め、会社に車とモニタを返しに行く。
 それからリムジンバスで移動。熟睡。
 飛行機で移動。吉田修一氏の『最後の息子』『破片』を読了。そして、熟睡。
 帰って気付いたのだが、財布がない。鞄に入れていたはずの財布がない。いつもどこにいれたかわからなくなる習性があるため、最初は心配していなかったのだが、というか、今もどこかにあるはずだと妙に安心してしまっているのだが、とりあえず、クレジットカードが入っているので、クレジットカード会社に電話。すぐに止めてもらう。
 免許証も入っているのが、面倒だ。再発行してもらったり、そもそも財布を捜す作業がもう面倒で仕方ない。総務に言って、飛行機会社に電話してもらうが、きっと見つからないだろう。
 で、人は人生のうちで何度財布をなくすのだろうか。財布をなくす小説、あるいは財布を捜す小説を書きたいと思った。
 猫のROMは孕んでいる様子もなく、無事な模様。ただ、3ヶ月後ひょっこり子猫が産まれているかもしれないので、何とも言えないが。

0:12 02/2/7

 2月5日(水)

 昨日は深夜遅く3時頃までビデオ録画した『HR』を見てしまったので、眠くて仕方なかった。
 というわけで、11時行動開始。やはり会社に行き、会議。そして仮住まいだった場所の本棚から段ボール6箱分の本を運び出す。他にも電話、洋服、小物など。久しぶりに身体を動かして汗をかいた。
 そして、今度はそれを実家に運び込む作業。
 その間、電気屋さんにテレビのアンテナ工事、さらにPerfecTVのアンテナ設置をお願いする。すべての本を本棚に埋め込む間、電気屋の二人はPerfecTVのアンテナ調整に手こずってらっしゃる。周波数レベルがある一定以上いかないと映らないわけだが、それを探すために、アンテナを操作する係、テレビでチェックする係と二手に分かれ、大声で「お!今来た。」とか「あ、戻して!」とか言いながら、悪戦苦闘されていた。ようやく探し出したあとにはわたしも含め、妙な連帯感ができてしまった。ひとつのことを成し遂げるというのはやはり人と人との距離を縮めるものだと思った。
 それからまた会社へ行って、会議。
 買い物。大連での仕事環境をよりよくするために、ベースステーションをもう一台購入。AirMacカードも購入。
 夜、こちらにいる中国人達と一緒に焼肉を食べる。
 深夜、会社から借りた余ったモニタで、ようやくPowerBookG4起動。更新作業を始めたが、携帯で接続できるようになったところで、安心してそのまま寝てしまう。  さて、日が変わって今日はまた中国へ帰国。休みも終わり。

10:39 02/2/6

 2月4日(火)

 朝から会社で会議づくめ。
 夕方5時、休み中なので、早めにあがらせていただき、また引越準備。実家の部屋のいらないものなどまとめているだけで、だいぶ時間がたった。中でも本棚の組立には思いの外時間がかかった。
 スライド式の本棚だけに組立が複雑なのだった。
 Amazonで買った本が届いていた。『牛乳の作法』(宮沢章夫・著)、『舞台を遊ぶ』(別役実・著)の二冊。これは大連に持ち帰り、ゆっくり読むことにしよう。
 で、二本でビデオを撮りだめしていた『HR』をまとめて観る。
 携帯でのネット接続は非常に厄介。というか、PowerBookを開けないため、どうもだめだ。自分の仕事が何一つ進まない。いっそのこと新しいのを…と思うのだが、値段が値段だけにどうもなあ、液晶が壊れ、DVDが詰まったまま取り出せないPowerBookG4。それでも、何とかまだ使える。あと一カ所壊れたら買い換えようとは思っている。でも、Adobe関連のソフトインストールなども面倒だしなあ。しばらくは我慢だ。仕方ない。
 明日は午前中会社。午後からはフリータイムだが、最後の日なので、買い物、引越。いろいろある。自分の時間を作ろうとすると、こうして深夜になってしまう。
 あーあ、いつになったらまとまった時間がとれるのだろうか。こんなことなら、もっと中国でゆっくりできる時間をこしらえればよかった。出るのはため息ばかりである。

2:00 02/2/5

 2月3日(月)

 ギリギリ10時にホテルをチェックアウト。
 コインロッカーに荷物を預け、洋服などの買い物。
 それから、電車でゆったりと群馬へ。早速、会社に顔を出し、車を借りて、引越準備。アパートにあったテレビ、ビデオなどを実家に運ぶ。

23:59 02/2/4

 2月2日(日)

 午前10時半起床。
 妹と会うことになっていたので、準備してホテルを出る。
 結婚の話を聞かされる。なるほど。弟になる人とも初めてあった。よさそうな男でよかった。いかにもチャラチャラしているような奴だったらどうしようかと思った。どうしようって、どう話していいのかわからないという意味で。まあ、たとえそうだったとしても、いいんだけど。
 さて、それから二回目『トーキョー・ボディ』を観る。3時の回、というか千秋楽。
 昨日は上手、今日は下手から。やはり二度観て余計にいいなあと思ったし、三度観るべきだとも思った。次回公演は2003年末頃とのこと。おそらくそれも観るためだけに日本へ帰ってくる。
 午後6時半、新宿で大学時代の同級生、Mr.ARAMAJI,Mrs.ARAMAJIに会う。オーストラリアと中国。やはりこのお互い海外という地から何かこのサイトでやっていきたい。

 ところで、ホテルからのネット接続は携帯で行っているが、いかんせんわたしのPowerBookG4は液晶モニタが映らない。だから、妻のibookを借りて行っている。不便だなあ、液晶壊れて。液晶のバックライトだけでも交換できないのかなあ。交換して数ヶ月時間がかかるのなら、新しく発売された14inchのPowerBookを買った方がましだ。金はなくなる。
 というわけで、小説のほうは途中まで書いたデータが取り出せないため、なかなか書き進められない。できることなら、この春節中に一本仕上げたいところだ。さもなければ、今月中二本というのは非常に難しいことになる。しかも、今月は中編も同時に書き出さなければならない。大変だ、忙しくなってきた。
 そんな状態で明日は群馬へ戻る。住んでいたアパートも引き払い(?)、実家に一時的に籍を移す。
 そのための引越が待っている。そして、仕事も待っている。

2:10 02/2/3

 2月1日(土)

 新宿ワシントンホテルで起床。何だか起きたてで、部屋のレイアウトがわからず、壁に向かって歩きそうになった。中国の自分の部屋に居るのではないかという錯覚のためだった。
 午前10時、昨日予約した新宿の美容室へ。久しぶりに軽くパーマをあててもらう。
 午後1時、大学の時の同級生Hさんと会う。新宿の本格インドカレー屋を教えてもらい、そこで食事。よい。ナン。
 それからタワーレコードでラーメンズやシティーボーイズのDVDを購入。本日シティーボーイズ・ミックスの『パパ・センプリチータ』が発売されていたのも、まるで図ったかのよう。CDも迷わず購入。
 午後7時の回で遊園地再生事業団#14『トーキョー・ボディ』(於・シアタートラム)を観る。
 何度となくびっくりする場面があった。びっくりしたい。驚かされるのは非常に気持ちいい。しばらくはこの芝居について考えていくことになると思うし、これから芝居をやっていくにあたっても、(見学者としての作品のオリジナリティということとも併せて考えるために)意識していくことになるに違いない。とにかく、素敵だった。
 ちなみに、隣りに座っていたのは、おそらく前回観に帰った太田省吾氏の舞台『ヤジルシ』に出ていた谷川清美さんだったのではないかと思う。

1:50 02/2/3