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観劇 Archive

『砂の駅』体験

●いわずとしれた太田省吾原作作品。昨日もDVDを観ておいたが、今日は本番。
 日韓共同制作公演『砂の駅』ということで、韓国のキム・アラさんという女性演出家の手でよみがえった。
●舞台美術的なところや演出のいくつか気になるところあったが、転形劇場時代の大杉漣さんや品川徹さん、鈴木理江子さんの歩く姿はまさしく転形劇場が蘇ったのではないかと思わせる。とくに品川さんの立ち方というか、存在はすごい。なんというか、今となってはいろいろテレビドラマなどにも出ていられるにもかかわらず、まったく変な色が付いてないというか、役者というか、人間の存在、人間のなまの身体がそこにあるという感じ。
●まあ、偉そうに書いているけれど、ついつい寝ちゃいましたよ。わたし。ええ。前もそうだったんだけど。いい舞台では寝ちゃう傾向がある。わたしですよ。
●解釈はこの際なくて、『砂の駅』は演劇として観るものではない、と改めて言っておこう。体験するものだ。
●太田省吾がなくなった今、こうした追体験の機会を得られたことは大きい。

●ちなみに、世田谷パブリックシアターがはいっているキャロットタワーでは、キッズルームがあって、そこでむすこんを預けたわけだが、そもそも授乳室が案内板に書いてないとか、キッズルームではできないとか、いろいろあってバタバタになってしまった。
●ただ二時間ばかり預かってもらって、キッズルームはとてもよかったと思う。本人最初は号泣したものの後半はだいぶ慣れてきたようだったし、そうして少しずつ大人になっていくわけだ。帰ってきたらズリバイのスピードが二倍になってたし。

『トータルリビング 1986-2011』を観る

●遊園地再生事業団の舞台。
●以前も書いたように、こどももいるので昼間は妻が夜はわたしが観るという方法にしたが、いかんせん長い舞台だったし、わたしの観た夜はいとうせいこうさんと宮沢さんのアフタートークがあり、終わりはもう23:00近く。ただその分というか、なんというか、舞台そのものはもちろんだけれど、アフタートークもかなり刺激的で面白かった。「兆しや萌え」についてはまさしく昨日書いた「楽しみな状態」のことでもあるな。
●そして、遊園地の舞台そのものの捉えかたと、それを追いつづけたわたしの中での創作の分岐点みたいなものも見えてきた気がした。
●ここ最近ずっと生活者としても感じていることだ。
●創造、フィクションだからできることの強さを、あるいは演劇だから映像だからできることを改めて捉え直すいい機会だった。80年代についての貴重な話もあったし。
●そんなわけで夜も0時前に何とか池袋のサンシャインシティに戻る。
●昼間はわたしが子どもと過ごす間、Twitterで知り合ったふた組の親子と会う。同じ月齢の子を持つ親として気になること。いっぱい話してもらって嬉しかったし、Twitterとは違うそこに生きる「声」が聴けたのは嬉しかった。
●我孫子や流山のママたちの自然な声も是非傾聴したいのだけれど。

パラドックス定数『蛇と天秤』を観る

●恵比寿Gallery siteにて。劇場ではなくギャラリー。
●この作品は言わずとしれた『38℃』という作品を書き替えたものだが、同じ器を使ってまた別の料理が出てきたといっても過言ではないくらいに別のモノに仕上がっている。いろいろと考えることはあったが、今回改めて野木萌葱作品の面白さを再発見した。あくまでもわたし個人ベースでの話だけれど。
●誤解を恐れずに言えば、素材そのものは劇作家・野木萌葱にとってはどうでもいいのだと思う。素材も器も問題ではない。素材としては「事件」も扱うし「数学」も「文学」も「職業倫理」も扱う。文字通りの[器]も「公共劇場」でも「ギャラリー」でもやる。外の音がうるさくてもやる。その姿勢は昔から変わっていない。おそらく最初からそんなことは最重要ではない。料理そのもののうまさを味わう。そして、今回のそれはその料理のプロセスがしっかり立ち上がって見えてくる面白さだった。思えば、それは岸田戯曲賞の最終選考で野田秀樹氏に指摘されたことそのものを克服して見せている。

●昼の回を観たあと、恵比寿を後にして池袋のLOFTへ。わたしたちにとって池袋は二重の意味で懐かしい場所。
 手帳の中身やカレンダー、もろもろ来年に向けての仕入。
●何か開けてくる。

『ジャパニーズ・スリーピング/世界で一番眠い場所』を見る

●遊園地再生事業団の『ジャパニーズ・スリーピング/世界で一番眠い場所』を観る。ずっと楽しみにしてきた舞台だが、「見学者」として演劇活動が極めて少なくなった今、正直、ずっと頭に気になっていたかつての状態ではない。つまり、かつては毎日のようにチラシをながめ、その世界はどの様に構成されるのか思いを馳せ、それだけで眠らずにいられたほどだ。今はすっかり社会人になってしまい、そうもしていられなくなってしまった。
●ただ、改めて自分が見たいと思う数少ない舞台の一つであると再認識。刺激的な創作に触れたあとのなんとも言えない快楽はなにものにも変えがたいものだ。
●あまり多くは書かないが、オープニングはカッコイイ。
●で、改めて見学者はどういう作品を、どういう形で作っていくべきか考えるキッカケになった。「見たことにしない為のまた異なる手法」を考える。

●帰ってからは、我が家の本の大部分を箱詰めする。

パラドックス定数『元気で行こう絶望するな、では失敬』

●パラドックス定数『元気で行こう絶望するな、では失敬』を見に行く。三鷹芸術文化センターとの太宰治をモチーフとした演劇。モチーフということで、決して何かの作品が直接的に描かれているわけではない。
●高校生の自意識との太宰の自意識のクロス具合がほどよかった。わたし自身が太宰を読んでいたのはまさしく高校生だった。今のわたしには小さな機微を感じ取れる繊細さが失われているようだ。そういうことも芝居を見ながら一つのバロメーターになる。
●野木さん、今回もまたよく頑張った。20人の登場人物を書くのも、現場で統制するのも大変だったろう。何より続けていることが素晴らしい。
●野木さんを始め、十枝君や西原さん、小野君とも挨拶。観客として来ていた杉田さん、江原君とも会えた。
●帰ってくると、高校時代の同級生から電話。これも何かの偶然か。

『ジャパニーズ・スリーピング』リーディングを観る


●初の高円寺。あまり降りたことのない駅だった。早めに来て、街をブラブラする。
●古着屋の多い街だということなので、昨日燃えたことだし、ちょっと探してみる。しかし、わたしは古着をうまく見つけることができないらしい。猫なら見つけるけど。
●で、喫茶店で一服。
●座高円寺へ。劇作家協会のホームグラウンドとはいえ、来るのも初めて。いい。空間がいい。学ぶところがある。壁とか床とか。
●うわー。参った。今、帰りの電車の中だが、ほとんど感想も新たな決意も全部書き終えたと思ったのに、ほとんど消えてしまった。うーん、同じことは二度書けないからな。
●改めて感想だけでも。遊園地再生事業団の『ジャパニーズ・スリーピング/世界で一番眠い場所』のリーディング公演初日である。
●座高円寺にあるカフェでのリーディングということで、19:00から夕飯。ミルクとにんにくとコロッケが入っていたスープ(スペシャルメニュー)も美味しかった。
●20:00からリーディング、スタート。1時間くらい。テキストはかなり演出の自由度が高そうで、いろいろ想像できる。今から本公演は楽しみで仕方ない。よかった。そして、そのなかでも次に出されるであろう小説も挿話としてあったようで、そちらも楽しみだ。
●いろいろ刺激を受けられた。こうしていいものを観ると、仕事も生活もメリハリができる。
●新たな決意も生まれた。それについては、消えてしまったことだし、まだ公開しないことにしよう。公開したのに実現できてないこともあるからな。
●いずれにしても、何だか次に進めそうな気がしてきた。

『俺は李白じゃない』を観る

●大連は文化活動においては非常に後れを取っているが、そんななか市内の「艾书吧」という喫茶店は、大学と合同で主催し、演劇祭を行っていた。週末の土曜日に一度だけの公演だが、それが二ヶ月間近く続くとなればたいした企画である。
 写真もiPhoneでそれなりに撮影したので、随時、アップしていく(5/23追加)。この企画をした喫茶店の雰囲気がとてもいい。本もある。ここで公演するのかと思ったが、そうではなかった。そこでチケットをもらい(無料)、大連図書館へ。タクシーで10分ほど行ったところにある図書館の二階が公演場所だった。

●今日は『俺は李白じゃない』とでも訳したらいいだろうか。
 かなり堅い感じのものをイメージしていたのだけれど、さすが若手。全体を通した本としては、まあ、それほどたいしたことはないが、役者の技術的なレベルも高く、舞台上の楽しさにこだわりを感じた。暗転が多く、コントのようであった。実際、お客も笑っていたし、定番の笑いなども随所にあってわたしも結構楽しめた。
●で、そこからiPhoneのマップを頼りに駅の方まで歩いてみる。
●満州の名残を残す古い街並みを味わいながら駅前まで戻り、ブラブラ歩く。夕飯も市内でカレー。
●帰ったらさすがに情報量が多かったせいか頭も痛い。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク

●割りとこまめにtwiterも書いたので詳細は省くが、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」に行ったのだった。
 1人7,000円と決して安くはないが、これはちょっと言葉にできない感動と体験を得られる素晴らしいものだった。およそ1時間半、まったく何も見えない空間のなかで、見知らぬ「メロンさん(男性)」「ともちゃん(女性)」「がっちゃん(女性)」と我々夫婦の五人。さらに視覚障がい者でアテンドをしてくれた「ひやまっち」の素晴らしいリードで何にも換えられない体験ができた。
 さて、ここからちょっとネタバレ。
 公園内での真っ暗闇の中でのボールのパス、ブランコ。縁側から靴を脱いで家に上がって探検。絵を描いたり。さらに靴を履いて、丸太三本分の橋を渡って最後はお金を払ってジュースを飲んだり。とにかくこの体験は記憶から消えないものになりそうだ。
 体験に思考が追いつかないので、まだ保留しておくことも山ほどあるが、より鮮明に思い出せるようにこうして記録しておく。
 見学者や黒沼佰見としても、「見る」ことに思考の起点を置きつつも、目に頼らない体験そのものということは重要視してきたつもりだが、完全に視覚を失った状態でも、もしかしたら生きていけるかもしれないと感じられたのは、もちろん、世界がそのなかで完結しているからだが、その先に広がる世界そのものがすべてこの優しさと温かさを軸としたコミュニケーションで構成されているならば、それはどこまでも広げられるだろう。そして、改めて見学者とこの視覚問題は考えていくことになりそうだ。
●さて、その後、一駅離れたドイツ文化センターへ。遊園地再生事業団ラボ#001『バルコニーの情景』のリーディング公演。戯曲(これは戯曲ではないという作者の注釈はあるけれど)の構造にどうしたって注目が行く作品。
 公演としての完成度は、まあ、触れないが、個人的には舞台の映像でしか見たことのなかった俳優さんがいたり、あるいは今まで遊園地再生事業団に関わってきた人たちが、客席やスタッフとしてその場に集っている状態に刺激を受けた。
 あとは今年行われる宮沢作品の新作本公演が楽しみだ。

さよなら中講堂『桜の園』


●午前も早めに起きて、早稲田大学演劇博物館で行われている「太田省吾展」を観に行く。実際、大学の企画でどれだけのものが見られるのだろうと思っていたが、『水の駅』の装置であるところの水道や『ヤジルシ』の島次郎師による美術のミニチュア。当時の台本の書き込み。刺激を受けるものも結構あった。
●で、早稲田から池袋の移動は、この際だからと歩く。ルートをiPhoneで記録に残すテストも兼ねて。twitterにも記録。iTrail
●さて、そこからは大学卒業の記憶を巡る旅。江古田の駅はすっかり変わっていた。すっかりお腹も空いたので、懐かしの洋包丁でダイナミックにスタミナ定食。やはりかなりの量。懐かしのおいしさ。
●で、大学の演劇学科の60年の歴史をもつ中講堂での最後の公演『桜の園』。演出が同期で、連絡が回って来ていたので、是非にと。出演はすでにプロとして活躍している卒業生から、同期から、後輩から、現役の演技コースの面々。ほぼ大学の中は変わっていた。残された遺跡のようにそびえる中講堂。
●公演後、大学時代の同級生と喫茶店「ぶな」で談話。マスターもお変わりなく。10年後の自分にメッセージを残すサービスで書いておく。まあ、10年経たないうちに是非行きたいけれど。
●で、もう一度大学に戻って食堂で行われている打ち上げに参加させてもらう。
 この二日間、みっちり演劇三昧の日々だった。初心も思い起こした。

地点『あたしちゃん、行く先を言って』

●正午近くに起床。あわてて支度して出掛ける。
●吉祥寺シアターへ。吉祥寺に入り、直接吉祥寺シアターを目指す。すると気分的には『次の出発』公演のさいの感覚がすぐによみがえる。そして、いまだにここを削ろうとか考えてしまう(主に削る方向で)。
●劇場は従来の客席を全て90度回転させた形で、かなり間口が広い使用方法。コンクリートブロックが一直線に横に並ぶ。その奥には斜めに二階に上がるブロック。そして二階にも一直線に横に並ぶ。さらに(今回でいうところの)奥、回廊スペースにも並ぶ。それらは開放された戸口から見える。そして釣られた二台の液晶テレビ。
●舞台全体の印象は今までの「地点」の発話より自由な感はあり、むしろテキストによる縛りが強められたようにも感じる。啓発されるものは多々あったが、「太田省吾」を知るとか感じるためのものではないのだと思う。それはわたしが極端に太田省吾という演出家をわたしなりの文脈ですでに噛み砕き過ぎているからかもしれない。そういう意味では素材の違う一面を考えるキッカケにはなった。そして、引き続きこうした刺激的な舞台を作り続けてくれる「地点」という集団はわたしにとってはありがたい存在だ。
●で、ロビーに出ると照明家の木藤さんとバッタリ。明日もまた会うことになるとわかり、駅まで。
●その後、先日軽くお誘いしていたN藤さんから電話があり、お連れのHさんとともにお茶をいただき、軽く食事。「歩く会」が数年振りに人数も増え再結成されの第四回目の大まかな歩きルートと日程が決められる。うん、楽しかった。
●わたし自身にくっついたいろんなものは増えつつも、そんなものとは関係のないところで、それぞれの領域で繋がる人たちがいるのは非常に嬉しい。

TBACCHI『カラフルヒップ』を観る

●数日前の日記にも予告したとおり、『次の出発』に出演してくれた戸田さんが作・演出する『カラフルヒップ』を観に行く。昼の回に行こうと思ったが、準備時間が足りず、結局、夜の回になった。
 久喜まで車で1時間ほど移動し、その後、東武伊勢崎線で浅草まで直行。
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●舞台のほうは、場面転換や衣装、ヘアスタイルも格好良かった。明日まで。是非。で、そこで戸田さんにはもちろん、同じく『次の出発』メンバーの杉田さんと渡辺(さ)さんと会った。帰りにお茶を飲んで、そのまま二人が行ったことのないという浅草寺まで歩く。夜の浅草寺もなかなかどうして趣深い。
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●それぞれ進む方向は少しずつ違えど、わたしも何とか頑張らなければならない。毎度のことながらそんなふうにみんなに会って感じさせられた。

パラドックス定数『五人の執事』を観る

●明日はまだ楽日があるということだが、気分の切替のためにも三鷹に出掛ける。
 パラドックス定数『五人の執事』。三鷹文化センター・星のホールということで、もちろん広い劇場なわけだが、かなり空間的には贅沢な使い方をしていてその使い方そのものも面白かったが、やはりパラドックス定数の一つの醍醐味はあの濃密な会話劇にあるわけで、またそれとは異なる手法を探ろうとしている姿としてわたしは観た。
 また終演後には、もちろん主宰の野木さんと話をしたが、同時に日芸・劇作コースの担任であったH先生も来ており、「書き続けられるかどうかだ」とある飲み屋で話してくれたことを思い出す。
●三鷹で珈琲を飲んで、電車で帰る。帰る途中に雨が降り出す。
●熊谷では花火。しかし、大雨で多くの人たちが途中でずぶ濡れになって帰っていくところだった。
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 帰りに屋台で焼きそばと広島焼きを購入して、車で自宅まで帰る。普段なら十数分のところだが、一時間くらいかかっただろうか。かなりの渋滞。
●そうだ。それからTwitterの頻度もあげることにする。習慣化してみることで見えてくるものがあるはずだ。大連でも繋がってくれればいいんだけど。

パラドックス定数『インテレクチュアル・マスターベーション』を観る

●驚くほどしっかり眠れたもののまだスッキリしない身体を起こしつつ、朝食を食べて支度。開演の45分前に到着するよう電車を選んだが、どうやら山の手線・高田馬場駅で人身事故が発生していることは予め電車にのりこむまえにわかっていたが、湘南新宿ラインには影響が出ていないようだったので安心して出発したものの、上尾でがっつり停止。上野方面に乗り換えるかどうか、迷ったものの乗り換えると確実に間に合わなくなるので、乗り換えずにただただ座って待つ。
●無事、15分前に下北沢に到着。ちなみに下北沢からの帰りの湘南新宿ラインも同様に遅れ。車内に急病人が出たからだという。まあ、今日の予定はこれだけだし。特別焦る必要もない。
●というか、そうだ思い出した。ミネミという男の訪問で起こされたのだった。玄関をノックし「おはようございます。ミネミです。…こ・ん・に・ち・は♪」と非常に明るく気持ち悪い訪問販売だろうと思われる。しばらく粘っていたが、引き続き隣の家でも同じように声をかけていた。
●さて本題。

●パラドックス定数の舞台を観るのは一年ぶりくらいだろうか。今回は明治の社会主義活動家たちのお話。日本史も含め、歴史の授業が嫌いだったわたしも最近は近現代史が気になって仕方がない。今の日本の社会を構造的に考えて行くにあたって、どうしても避けて通れない日本の近現代史である。歴史の教科書に出てくる田中正造の絵を思い出す。
●野木さんはじめ、キャストの皆さんと会えたのも良かったが、尊敬する大物俳優O・Rさんが右二つ隣に座ってらっしゃって、同じ空間を共有できたことが喜びだった。

地点『桜の園』を観る

●先週の土曜日に引き続き、地点のチェーホフシリーズ。今日の『桜の園』でまたいろいろなことを考えた。またまったく異なる方法の一端を思い付いたりした。
●上演後にチェルフィッチュの岡田氏と地点の三浦氏のアフタートークがありその話もまた参考になったりした。いや、参考にはならないが、わからなかったことの一つがわかったような気分になったりした。「現代演劇とは何か」という大筋はあったがそれとは別に地点の舞台の変化についでなどが特にそんな気になった。
●そんなわけで帰りがすっかり遅くなった。電車の中でこれも書いているが、なかなかどうしてやかましい男たちがいる。嫌な気分にさせられる。なのでとりあえずここまででアップ。

地点「三人姉妹」を観る

●時間配分のことで軽くイライラしながら、あいかわらず時間の感覚が合わず、ちょっと毎回出かける度にイライラしている。そんななか吉祥寺へ。久しぶりの吉祥寺シアターだし、1年前から見たかった「地点」のチェーホフ四大戯曲シリーズだし、それだけでも非常に価値のあるものだ。
●15時の回で観劇。『三人姉妹』というあの戯曲をどのように料理するのか非常に楽しみだったが、頭の中で戯曲は自動的に補完され、しっかりと『三人姉妹』になっていた。それでいてまた当然のように地点の舞台である。相変らず劇場に入ってからの驚きは心地よい。そして、舞台には太田氏の舞台にも似た美しさがある。その美しさを観るだけでも充分に価値があると思う。
●来週も『桜の園』がある。さらに気になったのは2010年に上演されるという『太田省吾全テキスト』からの演出。今からかなり楽しみである。

音楽座ミュージカル『七つの人形の恋物語』

●妻のいとこが以前からミュージカルをやっているという話は聞いていたが、なかなか行く機会もなく、不義理をしていたわけだが、以前の某大手ミュージカル劇団ではなく、現在は(もちろん劇団としては長年やられている)音楽座だということで、その劇団の公演は10数年ほど前にわたしもNHKの放送で見ていた。そこに主演ということもあって、また、妻の伯父さんや伯母さんにもこういう機会でもないとなかなか会えないし、電車で相模大野まで行く。そもそもこのグリーンホール相模大野の多目的ホールは以前から使ってみたいと思っていた場所だった。ただ遠いという理由で行くことすらなかったわけだが。
●もちろん今日は大ホール。なにしろミュージカルを観る心得はそれほど持っていないが、あまり先入観を持たずに観るよう心がける。純粋にストーリーを楽しめればそれでよかった。舞台の使い方も面白かったが、最後には不覚にも泣かされてしまった。
●大学時代の同級生で演技コースだったF田氏も出演していて、終演後に挨拶。

通称トリのマーク『マチルドハイタワー』を観る

●午前中はのんびり眠って、かなり遅めの朝飯も食べて、熊谷から電車に乗って新宿へ。この湘南新宿ラインの車中が異常に寒かった。ただでさえ、今日は雨も降っていて3月下旬の寒さだというのに、冷房がガンガン効いていて、眠ったら死ぬんじゃないかと思うくらいだった。
 まあ、そんななか、ネットワーク構築の趙入門本を読み、もろもろ一時間半くらいで最終目的地の下北沢に到着。
トリのマーク(通称)の演劇公演マチルドハイタワーを観る。藤田さんも二度目の出演。
 前にも書いたかもしれないけれど、やはり「時間を楽しめる数少ない舞台」を上演している劇団だと思う。今回の作品は1時間くらいだったが、ややもすると詰め込みすぎるわたしの癖をちょっと反省させられた。やっぱりわたしもいろんな意味で余裕とか余白とか、「余」が欲しい。そんなことを思いつつ、帰りは久しぶりの下北で数冊の本を購入し、新宿ではちょっと気になるDVDを購入。これはまた映像作品を作るにあたってかなり参考になるんじゃないかと、店頭のモニタに映された内容からインスパイアされて、衝動買いしてしまった。
●で、帰りの電車ではネットワーク構築の趙入門本を読了。
 やっぱり詰め込みすぎてしまう。手を広げすぎ何だろうなあ。まあ、35まではこのくらい手を広げてガンガンやっていこうと思う。そのあと、絞っていけばね、それでいい。

タバッキー『夜会』を観る

●予定していた東京へ。
 車で淡路町まで行き、事務所に行き、そこで携帯電話を見つける。なぜか棚の中にしっかり片付けられていた。いつ、俺は棚にしまったのかまったく覚えていない。でも、とりあえずあってよかった。
 駐車場に車を止めたまま、地下鉄で渋谷へ。
●そもそもDMの案内が来ていたのだった。『次の出発』に出演してくれた戸田さんが主宰するタバッキーの第一回公演を観に行く。
劇場というよりはスタジオというか、カフェというか、そんな感じの中でいくつかの短編をオムニバスで。途中、芝居も進行しながらも休憩しながら、お客も煙草を吸って、その時間が心地よかった。
 そもそも芝居を見に行くのが3ヶ月ぶりだった。そうか、そんなに経っていたのか。
●終演後、渋谷のロイヤルホストで丸二さん、伴田さん、筒井さん、のっちの4人+今日の主役の戸田さんと食事し、飲みながら(もちろん我々はソフトドリンク)話す。23時まで。
 こうした時間を過ごすのも久しぶりなので、いい気分転換になったし、マイナス思考になっていた頭の中もちょっといい方向に切り替えられそうだ。帰ってきて1時半。

『ニュータウン入口』BSにて

●BS版『ニュータウン入口』が放送されている。このためのBS。「喜びのうちに救いの泉から水を汲む」。
●というのは深夜のことなので、話を朝に戻せば、そうだった。朝から直行で東京へ。もちろん仕事。打合せが終わるとすぐに戻る。そういう意味では熊谷は今の環境上、最適な選択だったと思う。1時間あれば池袋には出られる。
 そして、さらに話を戻せば、昼にはまた戻ってきて、仕事。仕事。仕事。しかしなかなか片付かない。
●少しだけこのBlogのデザインテンプレートを変更する。そうして、気分を変えて、またこのサイトそのもののリニューアルへのモチベーションも少しずつ高めていく。
●そして、また『ニュータウン入口』。「すべての戦いはあらかじめ敗北している」。

パラドックス定数『東京裁判』を観る

●夕方から王子に移動して、パラドックス定数の『東京裁判』を観る。相変わらず、緊張感がありつつ、かといって暑苦しくない、いい舞台だった。
●終演後、主宰の野木さんも含め、大学時代の同期5名とでいろいろ話をして楽しい時間を過ごせた。おかげで何だか気分もすっきりした

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主要登場人物

■倉光仁美・妻・つまん
 見学者の演出担当であり、妻でもある。
■むすこん
 息子のこと。ネット上の相性。(この流れでわたしも「おっとん」と名乗るようになる)
■ロム
 大連駐在時に日本料理屋のウェイトレス張さんにもらった猫
■ハム
 ロムとその日本料理屋で飼われていたアサヒ(オス・現在北海道にいると思われる)との間に生まれた娘猫。

■歩く会
 都内を中心に歩く会。

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