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灼熱の帰国/創作へのアプローチ
- 2011-06-24 (金)
- 執筆
●熊谷や館林などで6月最高の39度を超える気温を更新。そんなところへ帰国する。大連とはおそらく10℃以上の気温差があっただろう。
●何だか急に書き物が書けるような気がしてきたのだった。そろそろ本格的に動き出さなければならない。
●たとえばそれは直接書くことを考えることではなく、何か別のキッカケということもありうるのではないかと考えていた。
●もっとも舞台に直結するところではインスタレーション(美術)もそうだが、たとえば、音楽。あるループの音楽を聞いていて、閃くことが出てくることもある。
●いずれにしても創作へのアプローチを変えよう。
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断片化
●昨日からコツコツと考える作業が始まっている。それなりにこちらに来ていると集中して考えることができるようになっているのは、やはりこっちに来ると何もないからだろう。
●あるいは、ここまでしばらく断片的に考えてきたことが少しずつ繋がり始めてきているのかもしれない。
●たとえば入院に付き添った五日間。ほとんど異界にいるような生活だった。
●そして毎月のようにくるここ大連での生活。これもいわば異界だ。日本よりも孤独な環境に身を置くことで考える時間が増える。
●あるいは文体のことだったろうか。それもあるが、それは先日書いた「ト書きに熱を込める」ことだ。それがそのまま地の文になること。
●そんなことじゃないな。何かもっと別のことを書こうとしていたのだ。そう、今朝方見た夢だったのだろうか。何かが、断片的なイメージのように語りかけてきた。
●そうだたとえば、『雲の溜まる休日』では時間的には存在し得ない年代の人達が極めて当たり前のように同じ空間にいたのだし、『次の出発』では同じ人物が三つの世代で同一空間に立った。SF的にではなく、きわめて当たり前のことのように。ただ、だからこそ難解に思われる。薬とかシンナーとか、共同幻想的なトリガーはあったんだけれど、その使い方だな、問題は。もっとわかりやすい方法があったはずだ。わかりやすいというとちょっと違う気がするが、伝わりやすい方法と言ったほうがいいか。わかりやすさとわかりにくさの曖昧なところで、伝わりやすい方法というのがあるはずだ、その選択が極めて微妙。
●この時間に対する取り組みは今後も進めていくだろう。まだこの手法でやりたかったことが伝え切れていない気がするのだ。
●まだ他にも何かあった気がするが、あ、そうか、思い出した。昨日の飛行機の中で東大の心理学講義をPodcastで聞いたときに思いついたことだ。つまり、ストレッサー(ストレス要因)からドラマを考えるということ。Twitterに書いたんだった。
●あるいは人間のバイオリズムについて。
●こうした断片的な創作にまつわるヒントが集まりつつある。ここまで来るといよいよ黙っていても固まっていくのではないか。もう少しか。
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夢現の状態
- 2011-01-27 (木)
- 執筆
●明け方3時50分頃目が醒める。文字通り醒めてしまって、眠ることができなくなる。
昨日の朝方も同じような感じだったが、そのときは何の役にも立たないがバラエティ番組の企画会議に参加していた。やたら真剣に。
●今朝方は体の向きを変える毎に場面が変わる。
仕事の取引先の人と今後の仕事の展開について話し合っていたり、家族と話していたり。
●ただそれでも、そんな時間に収穫があったのは小説を書くか戯曲を書くかで悩んでいたことだ。戯曲のいわゆる最初の「ト書き」にやや情緒を盛り込みすぎると良くないと以前言われたこともあるが、そんなことは知ったことではないと思い始め、むしろその戯曲から立ち上がってくる舞台を戯曲の中にめいっぱい盛り込んでいくのはどうだろう。そこにある装置の佇まいから、役者の呼吸にいたるまで。ただそこまで思ったところでふと気付く。
●その手法のまま小説が書けるのではないか。
●ということをずっと夢現の状態で考えている。それが夢ではないのは、考えているということを自分で意識しているからだ。
●最後の仕事を終えて、明日はようやく帰国。まずはひと安心だ。帰国の準備も完了。
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跳躍と歩み
- 2010-12-22 (水)
- 執筆
●一週間の出張期間だが、割りと中身が充実しているとあっという間に過ぎていく。
●今回、夜一人になって考えているのは、主に新たな創作に向けてのことだが、浮かんでは消えて浮かんで消えての繰り返しだ。しかも、どんなものを書くのかわからないのに、書く前から書き終えられるかどうかの心配をしてしまっていることに気付いた。
●そんなことでは何も形になっていくはずもない。
●基本的には地道な歩みで進めていくというのが、性にあっていると思っているのだが、とはいえ、創作に於いては最初の大きな跳躍が重要だ。その跳躍が何のキッカケで来るかまったくわからない。だから、そのキッカケになりそうなものにできるだけ触れたほうがいい。いいものに触れることだ。いいものに触れるとそれは大きな跳躍力を生み出してくれる。
●あと、「書くことについて」あまり意識しないということはかなり重要かもしれない。自意識の迷路に入り込んでしまうと、決していいものにならない。どうせ迷うなら無意識の迷路を迷いたいものだ。
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ワクワク感を求めて
●しっかり眠った。先週はなぜか深く眠れなかったから、今週こそはしっかり眠っておきたかった。
●8時間ほど眠って、朝目が覚めたが、肉まんを購入後、帰って来たら腹がいっぱいになってまた眠ってしまっていた。
●気づくと11時を回っている。支度をして会社へ。妻とskypeで。気になっていた仕事も何とかなった様子で一安心。
●ただ、会社の中がどんどん寒くなる。震えてネットをしているわけにもいかないので、必要なことを調べてトンズラする。
●あまりに寒いので、近くの日本式のスパへ。一応温泉ってことになっている。だいぶあたたまった。風邪をひいている場合じゃない。年末だし。

●夜は一人チゲ。猫も氷の上を歩く。寒そう。
●『総理と呼ばないで』のDVDを見返している。この頃の三谷ドラマはやはり夢があった。『警部補 古畑任三郎』『王様のレストラン』そして『総理と呼ばないで』。何が出てくるかわからないワクワク感があった。
●また、別のワクワク感を求めて創作の世界に携わっているわけだが、かなり長いこと作っていない。やはり考えなければ。あのワクワクをどうやったらまずは自分自身が味わえるだろうか。あらためて来年の夏に向けて戯曲を一本、まずは書きたい。
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師走・東京駅
●一昨日新幹線で帰郷した妻が帰ってくるので、東京駅へ迎えに。駅構内は何やら慌ただしい。東京駅という空間を極めて特殊な空間に感じた。それが師走だからなのか。しかし、同じ師走でも羽田空港ともまた全然違う。整理されてきれいなんだけれど、それでもなんだか雑然とした感じ。
●電車の中で本を読む。移動中の読書はやはり進む。
●また個人的にも見学者的にも「物語る」準備を始めたいところだ。電車に乗って、いろいろと思いを巡らせる。何かが小さく動いているが、まだまだ。
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過酷な禁煙環境、そして一週間経過
●ふう、やはり危惧していたことが起きた。今日は最もストレスの溜まる、ある一定のメールの返事をひたすらに書き続けるという一日。しかも、会社では目の前でプカプカ吸っている人がいる。この仕事をするときはいつもかなり集中力を上げて、言葉を選ぶのに神経を使う。だから、いつもタバコの本数が増える。先週もそうだった。喫茶店に入って一人煙草を吸いながらの仕事だった。思えばそれが最後の煙草だった。
●かなり厳しい戦いの一日だった。しかし、これを乗り越えたことで得られた自信も大きい。
●しかし、その分イライラも大きかった。そのイライラは手紙の内容にストレートに反映されてしまったかもしれない。メールの内容を反芻するほどのゆとりがなかった。そんなイライラしたメールをぶつけられるほうもたまったもんじゃないだろう。
●今後、執筆に取りかかったりするにあたって問題がないだろうか。いつから煙草を吸っての執筆だろう。『ネコガラ・ティンクルテ』では確かすでに吸っていたはずだ。つまり、わたしの戯曲の執筆はほとんど煙草との歴史だ。煙草をやめてからの戯曲執筆、小説執筆も課題だ。これを乗り越えてこそ本当の自信に繋がるはずだ。
●とはいえ、明け方はいつも目覚めがいいし、何故か早起きになっている。寝付きもひどくいい。足も常に爪先まで温かい感じがするし、何だか身体の調子が諸々良くなっている気がしてならない。というわけで、一週間経過した。ニコチンは抜けてくれたんだろうか。
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『わたしを離さないで』読了

●カズオ・イシグロ著『わたしを離さないで 』(ハヤカワepi文庫)を読了。読み始めて三週間程度だろうか。ゆっくりと読んだ。
●リンクの先のアマゾン・レビューではすでにネタバレがあるが(画面下の方にスクロールしなければOK)、多くの人が語るようにこの本を読もうとするならば何も知らずに読み始めてもらい、次第に明かされていく彼女たちが抱える深い闇を知ったときにただどうしようもなくたじろぐしかできない現実にふいに気付かされることになる感覚を味わってほしい。
●やっと次に読み進めたい作家を見つけられた。
●そして、改めて何か書きたいと思った。短編をいくつも書こう。習作のため、最終的に「出力される形」は戯曲だろうが小説だろうが、映像だろうがなんだって構わないのだ。
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ワクワク
●会社のPowerMacG4もいよいよ限界レベルになってきていて、その代替機としてそれより新しいMacmini(同じくCPUはG4なのだけれど)を設置したのはもう五年以上前のことだ。それをとりあえず普通につかえるようにする。この子にもできるだけ頑張ってもらわないと。
●「村上春樹さん、ノルウェーで講演 執筆も「ワクワク」」
でも語られているようにやはり書きながら考えることの喜びだ。
●とにかくわたしも何か書き出したいところだが、まだまだタネを集めている状態。タネが集まれば何とか楽しめるところまで行けそうだ。
●と、思っていたのだが、持ち帰り仕事が山ほどできてしまった。こちらはまったくワクワクしない。単純作業。それでもいかに効率よく進めるか考え、発見できればそれはまた新たなワクワクになる。
●いずれにしても楽しめるかどうかは、「発見」にかかっており、「発見」はこちら側のアンテナ受信感度と方向による。なにもかもできるだけ楽しみたいものだ。
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話すこと、書くこと
●気付いたら、各方面いろんなことを話していた。仕事の話を中心にマクロ経済から仕事上の進め方まで。
●結構カリカリしていた日々のなかで、とにかく何らかの打開策を見つけたかったのだが、話しているうちに少しずつ見えてくる。
●しかし、見学者の問題はなかなか見えてこない。今、わたしにはおそらく安静に書く時間が必要なのだ。
●ただ、帰ってからMacBookを開こうという気分にならない。iPhone4で一通りのことはできてしまう。すると不思議なことにテレビを見る時間も減ったのだった。
●そうか、だったらiPhone4で何もかも書いてみようじゃないか。
●Twitterをする為にiPhoneを買い求める人がいる時代らしい。少しずつ仕事と並行して何かしら書いていく。来年の2月までに何か書かなければと思っている。
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何かの正体
●何を書こうか。
●そうか。今こそ、改めて見学者のことを書こう。
●それというのも、ここ最近、あちこちで聞かれるからだが、正直ソロパフォーマンス公演の来年五月も難しくなってきた。家庭的な事情や、私生活上の問題、仕事上の問題もあるが、何より興味が湧いてこないのだった。興味が湧かないものを書けるほどわたしは器用ではない。それが出来ていれば、もっといろいろとかけている。
●というわけで、次回公演ページも修正しないと。
●じゃあ、完全に見学者の活動は終わってしまうのか、ということになるわけだが、それはない。いくつか沸々とやりたいことが湧き上がってはいる。あと書きたいことがある。いや、違うかな。自分が今読みたいものがあるのだけれど、それを書きたい。野木さんの深く潜って行く作家としての姿勢にも刺激を受けたし、新たに何かを生み出そうとするものもいる。生み出されようとするものもある。
●だからこそ、わたし自身が何か表層をフワフワと漂っているばかりでいる状態に強い不安を感じている。様々な事象が目の前を行き来するだけである。その裏側にある何かの正体を知りたいのだが、そんなもの見ても仕方がないとはわかってはいても、見ずにはいられないのだ。
●いろんな意味で書く環境も素材も揃いつつある…。
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人間について
●シリーズというわけではないし、シリーズにしては見栄えが変わらないのだが、大連昼飯シリーズである。さして変わらない。まあ、これで結構お腹いっぱいになってしまうのだ。米が多いし。最近ではおかずが多い方が嬉しいけど。これでも75円程度。悪くない。
●帰ってからは『1Q84 book3』にどっぷり浸かっている。刺激を受けることもかなりある。何度か読み返すことにはなるだろうけれど。読書の第一歩は「体験」としての読書。
これに構造が複雑なものに関しては、第二歩目に「構造把握」の読書が加わり、さらに文体に興味があれば、第三歩目の「文体吸収」の読書となっていく。
いとうせいこうさんはtwitterのなかでこう語っている。
一昨年敬愛する大江健三郎さんに会ったら、貴方は書いているかと聞かれ、十数年書けないと答えたら文体の問題ではないか、マルカム・ラウリーを訳すところから始めてはと大江さんらしい忠告をいただき洋書をにらんできたが、白水社から新訳が出てこんな風に訳せるわけないと思った。
いとうせいこう2010-04-16 00:42:48
ほかにもいくつか文体について、たとえば、「書き写すことでの習得」など当たり前のことなのだけれど、そういう見ず知らずの人つぶやき的なものが頭の中から抜けず、文体について再度意識しはじめる。
●ドラマツルギー、構造、文体、あと、あまり個人的には意識してこなかったが、「人物」もある。魅力的な登場人物についても考える必要があるのかもしれない。あるいは人間を描くことが本来の目的であり、そこに至る手段としてのドラマツルギーや構造や文体なのだろう。
魅力的な人物を書くのではなく、どんな人物であれ、書けば書くだけ魅力的になればいいのではないか。
●人間について考える為に書く。そう考えたら、いろいろ面白くなってきた。
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コツコツと一歩ずつ
●朝起きたときに、ある短編小説集の構想を思いつく。ある共通の枷をもった作品が並ぶというものだ。いきなり長編を書かずに、短編や掌篇を書き続けることからスタートさせたい。
そんな野心を胸に外に出て、王将でうどんを食べる。
●上記のアイデアを手帳にまとめ、Wordpress2.9へのアップデートもいとも簡単に自動で完了。(「ゴミ箱へ移動」の機能が今回の目玉のようだ。)それらは今日もスタバで済ませる。
●しかし、昨日とやや違うのは、何というか妙な無気力状態に途中で陥ってしまったことだ。食欲もない。まったく何も食べたいと思えない。急にいろんなものが虚しくなる。
●ただ、途中でもらった雑誌の占いのページには、「いろんな意味で責任も重くなる。逃げずに勇ましくあれ」とあった。
いずれにせよ、目の前の山の小さなことから一つずつ片付けていくまでだ。それが後の大きな自信に繋がる。
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新たなリフィル
●朝からどうも声も出ないし、調子も出ない。
●先日購入しておいたA5のリフィル今日からようやく使い始める。これでだいぶ気分は良くなった。ただし、こちらの画像に出ているカラフルなリフィルに書くのは見学者に関することだけだ。仕事のことは同じ手帳の真っ白なリフィルに書くことにしている。
とにかく書くときには日付とメモ。
そして最近はこの記事「6つの力が身に付く「図解思考」って?」から書き方には最近ちょっと「図解」を意識しはじめている。これ、ちょっと面白いかもしれないと思ってタイトルはどうかと思うものの、本も注文。
●基本的にはどこからでも気分を切り替えられるシステム手帳だ。
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『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』読了
●コツコツと読んでいた世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)である。
上巻を読み終えてからはそれほど時間がかからなかった。二つの世界がパラレルに進むというのはここから来ていたんだな。その後同じ形式を取っている『海辺のカフカ』のほうが圧倒的に面白かったが、今回のこの『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』は、おそらく時代性の問題なのかもしれない。この二作品の大きな違いはまさしく『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』のなかで語られている「コミットメント」(関わりを持つこと)と「デタッチメント」(関わらないこと)の違いでもあるだろう。構造は同じでありながら、スタイルが『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』は圧倒的にデタッチメントである。まさしく、壁に囲まれた世界で関わりを拒んできた男の話であり、そこに巻き込まれ型という発想が出てくる。関わりたくない人たちの中で関わらざるを得なくなっていく。終わり方も極めてデタッチメントな終わり方だ。
考えてみれば、わたしが以前不条理劇から学んだ際にはやはり巻き込まれ型が中心になっていた。そこに今となっては物足りなさを感じるわけだ。結局、主役は男であり、彼の基本スタンスはデタッチメントであり、わけもわからず周りに巻き込まれる。おそらくこのパターンの構造は使わないだろう。
●そんなわけで、今年の5月から村上長編作品を読み直しはじめ、残すは今年の話題作『1Q84』となる。ここでどんなコミットメントの振る舞いを見られるのか、それが楽しみ。
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「月と胡桃」

●世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)をようやく読み終えた。
上巻中盤になって、話が繋がり、いよいよハードボイルドなワンダーランドが動き始めると、ついつい引き込まれてしまうのだった。
毎回そうだが、ゆっくり読んでいる分だけいくつかのキーワードが頭の中を支配し続ける。暗号化・シャッフリングなどは、現在のITメディアにおける共通のキーワードでもあるが、それが単純にコンピュータの世界で終わっていないところが面白い。ユング的な集合的無意識の世界に入り込んでいくし、また異界への移行の仕方も見事だ。
●そうした原因もあったのだろうか、昨晩の夢の中でふいに『月と胡桃』という単語が出てきた。単語と同時に満月と殻を覆ったままの胡桃のイメージが重なり、なにか書かなければという気持ちになったのだった。そして、これは何かのタイトルになると思い立った。
帰って検索してみると、北原白秋の詩集(あるいは童話か?)でそうした本があるらしい。あと、合わせて胡桃の歴史を調べてみたが、なかなか興味深かった。
●しかし、まったく読んでいる本の中にも出てこないし、何故『月と胡桃』だったのかはわからない。
●夜はややお腹を壊す。足の方は少し良くなる。
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モノローグ
●小説とも戯曲ともよべないような中間のものを何か書けないか。ふと思い立った。そろそろ創作の方は満充電になったと思われる。そろそろ放電したいのだけれど、しかし、何に向かって放電したらいいのかわからない。自分で過去に決めた枠組みが邪魔になっているから、そうしたものはすべてとっぱらって何もかもなくしてみる。そんなことを考えてみた。
●あと、普段あまり日本でも読まれない戯曲を読みたくなった。どうしたらそういうものに触れられるのか。やはりネットである程度調べ、その後、図書館が一番いいのかもしれない。国会図書館にも行ってみたい。
●キーワードは「モノローグ」だ。一人芝居でモノローグというのは当たり前のことだけれど、それ以外の方法にも何か使えないか。
●ホテルでは中国映画『非常完美』(日本語意訳『超完璧』)を観る。中国映画もだいぶ資本の力に押されてきたホリチョイ的な感じになってきた。綺麗なマンションに住む金持ちの医者、カメラマン、漫画家などが愉快な恋愛をする。うーん。
話の内容はどうでもいいんだけど、ときどき表現としては普通に吐瀉物が出てきたり、グロテスクなものがふいに挟まれる。このギャップはやや新鮮。あとは単純にカメラの動きを見る。
●それはさておき、モノローグだ。単なる一人の言葉ではなく、重層的なモノローグ。そしてときどき挟まれる外との会話。まったく異なる物語の世界を作り始めるところからはじめようと思う。
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『スプートニクの恋人』読了
●昨晩は顎の辺りを蚊に刺されたようで、痒くなって2時半頃に目が覚める。それからかゆみ止めを探すために身体を起こすと、目が覚めてしまって、枕元で少しずつ読み進めていた『スプートニクの恋人』を読み進める。ほぼ最後のほうまで。
で、今日は仕事最終日。帰ってから、読了。このまま作品を遡っていこうか。ただ『風の歌を聴け』からはじまる初期の作品群(鼠三部作)は以前、たしか19くらいの時に読んでいる。しかし、あらすじを思い出そうにも思い出せない。
とにかく手当たり次第に村上作品を読んでいこう。そして、読み切ったところで『1Q84』を購入して読めばいい。
●で、いろいろと村上作品からの影響を感じる部分もいくつかある。
●ただ、ここもまだ通過点。いつになったらわたし自身が何か書けるようになるだろう。自分のために作ったWikiにはまだ3つのキーワードしか書かれていない。結局、わたしはわたし自身をとおして見る現実の風景から、何をピックアップし、何を重要視し、そのうちの何を優先的に考えているかで書かれるものは決まってきてしまうだろう。
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竜巻
●会社にいた3時頃、急激に天候が変わり、スコールのような雨が振り付けたかと思うと、すぐ近くの館林市では、竜巻が発生していた。20人以上人が怪我をし、小さな軽自動車は空を飛んだ。

そして、この竜巻はわたしにとっては何かの啓示のように感じられた。社会現象や自然現象でときどきそのように感じられるものがある。
●WiiSportsResortで右肩が上がらない。久しぶりのものすごい筋肉痛。
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大雨
●大連では珍しく大雨。そして週末へ。週末にホテルに籠もりっきりでは何なので、明日は早めに起きて一旦ホテルを出て自宅へ戻る。この大雨では湿気でさらに大変なことになっているだろうから換気も必要。直さなければならないズボンもある。
●大雨で外を散歩することはできないので、ホテル内で食事。同ホテル内にあるマッサージ店で足マッサージだけお願いする。久しぶりの足裏はひどく痛い。どこが悪いのかわからないが、とにかく痛い。それでも最終的には痛かった分、少し楽になったのだが。
●テレビでは内モンゴルで行われている内モンゴル民族たちの歌謡ショー。かなり実験音楽的にアレンジされたホーミーを聴きチャンネルが変えられなくなった。
●データベースは持ち帰っているが、小説のための時間も必要。そういえば、今年芥川賞受賞の磯崎憲一郎氏は三井物産勤務であることは有名だ。
執筆は休日や、朝、帰宅後の短い時間を活用し、睡眠時間を削ることはない。現在は、半年に1作ペースで文芸誌に新作を発表する。
という。羨ましいし、ここにわたしも前々から考えている姿の一つの形があると思った。いや、賞を取る取らないではなく、ただひたすらに書き続けられればそれでいい。まずはいずれにしても書くことだ。
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