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執筆 Archive
動き出すまでの準備
●今日は午前中のうちに仕事をおわらせて、午後からは佐野のプレミアムアウトレットへ。
●まもなく誕生日を迎えるむすこんのために禁断のレゴブロックに手を出してしまった。わたし自身はドイツで生まれた何とかというブロックでずっと小学校高学年くらいまで遊んでいた記憶がある。とにかくブロックと人形を使って、朝から晩まで遊んでた。
●ただ、人形遊び(台詞のやりとり)の日と、そこに行く前の準備の日(もっぱらブロックで設定だけ作り続ける)というのがあって、何日も準備の日があったのちにやる人形遊びの日は楽しかったのだとうっすらと記憶している。逆に準備がダメだと、全然自分の中で盛り上がらない。
●それはまさに戯曲を書くのと同じ状態だ。
●台詞を書く前に、ああでもないこうでもないと舞台の設定を考え、そこに「兆し(萌し)」を感じられる状態になってはじめて、人形達が動き始め、言葉がスッと出てくる。
●そのほかにもいっぱいの買い物。家族で過ごせる休日に感謝。
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墓を守る女
- 2011-12-01 (木)
- 執筆
●朝、通勤途中に墓場の前を通る。近くにお寺などがある様子もなく、その小さな墓地は突如として住宅街の中にあらわれるが、いつも気にとめなかったのは誰も人がいないからだ。
●しかし、今朝は違った。
●主婦がいた。極めて当たり前な「おばちゃん」とこどもに呼ばれそうな「主婦」が墓場を掃除していた。「墓守」である。わたしにとって、その二つが結びつかなかった。あまりに詩的言語すぎる「墓守」、あるいは「墓を守る」という行為とどこにでもいそうなおばちゃんであり、主婦である。
●いや、考えてみればそんなことは当たり前なんだけれど、わたしが今考えているのはこの重層的な社会的役割のなかでのモノローグの変化だ。母親としてのモノローグと墓守としてのモノローグ、それ以外にも妻としてのモノローグ。嫁として…などなど。
あるいは墓参りに来るものとの会話。それをちょっとやってみようかな。スケッチで。まずはこのおばちゃんからスタートさせよう。この人の声が聞こえてきそうだ。
あくまでスケッチなのだから。気楽に書いていこう。ついつい、その先を考えてしまうな。そうじゃなくて、ただただ今目の前に現れたこの人の声に耳を澄ますのだ。
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夢からの記録
- 2011-11-21 (月)
- 執筆
●明け方四時くらいだったと思うが、寝ながらふと戯曲の書き方について思うことがあり(というか夢の中で考えていたのだな)メモする。
まるで世紀の発見のように思いついたのだった。
1,記号
2,合理的伏線
3,不条理
4,神話
5,存在
●というか、あらためてここに書き写してみて、そんな当たり前のことかと思いもするが、夢の中ではたとえば、この1,2,5の3つの視点のあらゆる角度からも見られるように戯曲を書こうとしていたのだった。
●しかし、いま、あらためて冷静に見るとそういうことじゃない。あくまでわたしが戯曲を書いてきたときに使用した方法にすぎない。
きっと効果的な組み合わせというのがある。さらに考えるべきところだ。何もかもにしてしまうとかえっておかしくなるというのもわかってきたし。
●ただ、これらの手法を一つずつ短いスケッチで書いていくだけでもいいのかもしれない。そのなかで組み合わせが見つかる可能性もある。さらにまだ方法はあるはずだ。
●何だか楽しくなってきた。
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歩く・市内へ
●最近ずっと閉まっていて、もうやめてしまったのかと思っていた喫茶店が昨日確認したらやっていたので、今日行ったものの閉まってる…。仕方ないので、いつものYoCoffeeへ。しかし、時間になっても開かない。しばらく外で待っていたら、やってきて、「めっちゃ寒かったでしょ」と開店と同時に中に入れてくれた。しかし、ながら店内でもコートを着てなければいられないほど、寒かったわけだけれど。午前中はそこに籠もって、考える仕事。
●なんかもっとサラッとスケッチが書けないかなあ。やっぱり手書きの方がいいんだろうか。Wordを開いてもPagesを開いても、フォーマットをつくることや書体選びを気にしてしまって、肝心の中身には入れない。いかんな、まったく。
●なんかフワフワと頭の中を漂っている物はあるんだ。それを掴もうとするとスルッと逃げていく。
●そんなこんなで行き詰まったので、滅多に行かない市内へ。無印やユニクロの入っているデパートをぶらぶら。景色が変わって、気分が変わるといつも見ていたものも不思議と買いたくなる。ユニクロで(すでに日本で下見していたパンツというのか)ズボンを購入。円高の関係かセールもしていて、微妙に安かったのも後押しした。まあ、大して値段は変わらんのだけれど、結局は気分の問題だ。
●人の良さそうなお爺さんが帰りの電車の中で近くの若い男の乗客と突然喧嘩を始める。おそらく目的の駅では無いところで降りていった…。何もしてあげられなかったなあ。
●完全防寒でとにかく歩けたのもよかった。気分が変わって、何か書けそうな気配も出てきている…。スルッと逃げるモノを何とか捕まえたいのだけれど…。
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危なくて焦る
- 2011-11-13 (日)
- 執筆
●まあ、予定もなかったし、前橋への高速でのルートもわかったので(というか近くのインターへのアクセスがわかったので)行ってみる。
●行きは高速、帰りはした道。下道も2号線をまっすぐ走るだけという単調な道なため、やたら眠くなる。同乗者がみんな寝ている状況はつらかったが、むしろみんなが眠っている状態からまた起きて、まどろんでいる状態がさらに危ない。車中にモヤモヤと眠たい空気が漂いはじめる。正直一回危なかった。
●そういえば、今朝はなんか夢を見ていた。芝居の稽古。本番当日までキャスティングをいかすならこういう台本に変えるべきだとか考えていた。
●そして、表層的に言葉上だけで面白そうな台本を書いていたのだが、それじゃあやっぱり納得できないと本番当日になって書き替えていた。それでリーディング公演だから大丈夫だろうと、書き直していたのだが、本番当日に台本を書いたことなどないので、その焦り具合ったらなかったな。
●その台本の変更点が、人間の本質にどこかで触れられる台本にということだった。身体のことを考えた台本というか、存在に触れる台本でなければ満足できないと今も思っているのだと自分で改めてびっくりした。
●一方で、あまりに重苦しくならなくてもいいんじゃないかと思ってきてもいるのだ。もっと軽く、しかしもっと深く。そんなことが書けないかなあ。
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中毒性
●ただただ文字を打ち込んでいく仕事が終わらず、結構納期に追われるような形になっているわけだけれど、つまらない仕事がおわらないことに苛立ちが募る。もっと無心にただただ書き移す。文字を打ち込むとう作業にすればいいわけだけれど、どうにもなあ。乗り切れないんだよなあ。どうしてだ。
●NHK『プロフェッショナル』は三谷幸喜。演劇の世界に入る前はテレビドラマの三谷幸喜と野田秀樹くらいしか知らなかったからなあ。
●何度も書いてきたけれど、やはり論理的なんだ。三谷作品は。だからこそ学ぶことが多かった。
(敬称略)
●何だか急にやる気になったよ。現場の雰囲気を見せられるとソワソワしちゃうんだ。うずいてくる。劇場のにおいや稽古場のにおいを思い出す。やっぱり中毒性があるんだよねえ。五年以上書いていないのに。
●何か書かなければねぇ。そろそろ。
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『トータルリビング 1986-2011』を観る
●遊園地再生事業団の舞台。
●以前も書いたように、こどももいるので昼間は妻が夜はわたしが観るという方法にしたが、いかんせん長い舞台だったし、わたしの観た夜はいとうせいこうさんと宮沢さんのアフタートークがあり、終わりはもう23:00近く。ただその分というか、なんというか、舞台そのものはもちろんだけれど、アフタートークもかなり刺激的で面白かった。「兆しや萌え」についてはまさしく昨日書いた「楽しみな状態」のことでもあるな。
●そして、遊園地の舞台そのものの捉えかたと、それを追いつづけたわたしの中での創作の分岐点みたいなものも見えてきた気がした。
●ここ最近ずっと生活者としても感じていることだ。
●創造、フィクションだからできることの強さを、あるいは演劇だから映像だからできることを改めて捉え直すいい機会だった。80年代についての貴重な話もあったし。
●そんなわけで夜も0時前に何とか池袋のサンシャインシティに戻る。
●昼間はわたしが子どもと過ごす間、Twitterで知り合ったふた組の親子と会う。同じ月齢の子を持つ親として気になること。いっぱい話してもらって嬉しかったし、Twitterとは違うそこに生きる「声」が聴けたのは嬉しかった。
●我孫子や流山のママたちの自然な声も是非傾聴したいのだけれど。
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記憶を書く
●昨日からぼんやりとあるイメージが湧いている。ただでさえずっと書けなかったものだが、何か見えてくる。いずれにせよ、テーマは「記憶」。記憶しか書けないのではないかという気がしてきた。逆に言えば、記憶なら何でも書ける気もしてきたのだ。
●あるいはユングの集合的無意識のことがある。
●記憶や無意識、夢なら書ける。それから童話や昔話をもっと読みたい。そこに重要なヒントがある。気がしている。
●そして、まだいくつかのイメージの断片が足りない。
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書くことと付置(因果ではなく)
- 2011-08-30 (火)
- 執筆
●ちょっと遅くなって頭を使って帰ると、もう何もする気力が残っていない。
●まいったな。ツイッターでつぶやけばすむようなことなら、ここにわざわざ書くほどのこともないし、山積みの問題をどこから片付ければいいのか、考えあぐねているのだった。
●問題解決法にマインドマップとかKJ法とかがあるが、戯曲の執筆にもある意味では有効な方法になると考えている。
いくつかのシークエンスをマッピングすることで、再構築も可能だろう。それがいわゆるプロットを書くということと同義になるかどうかはわたしには疑問符がつく。プロットが煉瓦を積み上げるように、「因果関係で」物語を高く積み上げるような物なら、マッピングはあくまでも出来事や事象を「付置する」ことによって、順序を決めて並べるようなものだ。
順番を単純に決めることだけではなく、戯曲の全体像と不足箇所を一目で把握することも可能。
●まあ、そのシークエンスを書きためることすらまでできないでいるのだけれど。
●いずれにしても残り四ヶ月。今年のうちに一本戯曲を書き上げたいと思っている。あるいはどんなに遅くとも来年の六月くらいまでには一本仕上げる。その後も年に一本ずつ戯曲らしいものを書きたい。とにかく書く。考えることが楽しくなるように。
●と、何とか書けた。
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削ぎ落とすべきもの
●なぜかニュースから縁あって、哲学者・渡邊二郎氏の著作に行き着いた。まったく不勉強で存じ上げなかったのだけれど、レビューから推察するに、ユーモアなどは少なくかなり丁寧に実直に解説してくれるらしい。特にそのなかでも芸術の哲学 (ちくま学芸文庫)と構造と解釈 (ちくま学芸文庫)
を注文した。
●芸術/哲学、また、解釈学/構造主義などの観点から考えるにはかなり教科書的な存在のようだ。そして、今こそわたしは哲学に戻るべきだと思っている。
まさに「構造と解釈」が乗り越えるべき問題があるように思う「左だ右だというつまらないぶつかり合い」を越えたところの、本来的な哲学的な問いからようやく人間としての普遍的なトンネルに繋がるはずだ。
●そして、その普遍的なトンネルを通って、さらに芸術の手つきで語れれば、また次の展開が見えるのではないかと思っている。
●情報の多すぎる世の中だからこそ、シンプルに削ぎ落としたものが見たいのだし、あるいは自分もそうしたものを作りたい。そんな思いはより一層強くなっている。
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降りてくるとき
- 2011-08-01 (月)
- 執筆
●インスピレーションがふいに湧く瞬間がある。それは何でもない昼休み。弁当を駐車場で食べている瞬間だったりする。
●ちょっと前まではイメージや言葉の組み合わせとか、あるいはそこから派生する形で何かの絵が見えてくる。その絵の中で人が動き始める。その人がどう動くのかじっと見守る。また別の人間が現れる。その人たちが何かの会話を始める。それにじっと耳を傾ける。
●今日の段階では何も聞こえてこない。
●でも、絵が見えてきたのはうれしかった。何かのためと言うよりも、今、何かを書かなかったらもう書けないのではないかという恐怖がある。これをつかまえておきたい。
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Tweetable Twitter Plugin/Tweet戯曲
●このWordpressを更新したら、100kenのTwitterに自動的に呟くようにプラグインを入れてみた。Tweetable Twitter Plugin
●これは以前からずっとやろうと思っていたことだが、なかなかいいプラグインに出会えなかったというのもある。
●子育て用のサブアカウントでは本日1,000ツイートを超えた。まあ、基本的にあちらは会話だからあれだけれど。
●ちょっとTwitterついでに。
ふと思いついたのは登場人物のアカウントを作って一人ずつ増やしていき、会話をさせていくという劇作家としての試みだ。どちらかというとたっぷり議論をしたりするか、ピンター的な一人語りがクロスする形になるかだろうか。まあ、あくまでも思いつき。
●以前やっていた「ノイズ汲み取り室」のための一行日誌もTwitter的なメディアにこそ向いているのかもしれない。
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灼熱の帰国/創作へのアプローチ
- 2011-06-24 (金)
- 執筆
●熊谷や館林などで6月最高の39度を超える気温を更新。そんなところへ帰国する。大連とはおそらく10℃以上の気温差があっただろう。
●何だか急に書き物が書けるような気がしてきたのだった。そろそろ本格的に動き出さなければならない。
●たとえばそれは直接書くことを考えることではなく、何か別のキッカケということもありうるのではないかと考えていた。
●もっとも舞台に直結するところではインスタレーション(美術)もそうだが、たとえば、音楽。あるループの音楽を聞いていて、閃くことが出てくることもある。
●いずれにしても創作へのアプローチを変えよう。
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断片化
●昨日からコツコツと考える作業が始まっている。それなりにこちらに来ていると集中して考えることができるようになっているのは、やはりこっちに来ると何もないからだろう。
●あるいは、ここまでしばらく断片的に考えてきたことが少しずつ繋がり始めてきているのかもしれない。
●たとえば入院に付き添った五日間。ほとんど異界にいるような生活だった。
●そして毎月のようにくるここ大連での生活。これもいわば異界だ。日本よりも孤独な環境に身を置くことで考える時間が増える。
●あるいは文体のことだったろうか。それもあるが、それは先日書いた「ト書きに熱を込める」ことだ。それがそのまま地の文になること。
●そんなことじゃないな。何かもっと別のことを書こうとしていたのだ。そう、今朝方見た夢だったのだろうか。何かが、断片的なイメージのように語りかけてきた。
●そうだたとえば、『雲の溜まる休日』では時間的には存在し得ない年代の人達が極めて当たり前のように同じ空間にいたのだし、『次の出発』では同じ人物が三つの世代で同一空間に立った。SF的にではなく、きわめて当たり前のことのように。ただ、だからこそ難解に思われる。薬とかシンナーとか、共同幻想的なトリガーはあったんだけれど、その使い方だな、問題は。もっとわかりやすい方法があったはずだ。わかりやすいというとちょっと違う気がするが、伝わりやすい方法と言ったほうがいいか。わかりやすさとわかりにくさの曖昧なところで、伝わりやすい方法というのがあるはずだ、その選択が極めて微妙。
●この時間に対する取り組みは今後も進めていくだろう。まだこの手法でやりたかったことが伝え切れていない気がするのだ。
●まだ他にも何かあった気がするが、あ、そうか、思い出した。昨日の飛行機の中で東大の心理学講義をPodcastで聞いたときに思いついたことだ。つまり、ストレッサー(ストレス要因)からドラマを考えるということ。Twitterに書いたんだった。
●あるいは人間のバイオリズムについて。
●こうした断片的な創作にまつわるヒントが集まりつつある。ここまで来るといよいよ黙っていても固まっていくのではないか。もう少しか。
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夢現の状態
- 2011-01-27 (木)
- 執筆
●明け方3時50分頃目が醒める。文字通り醒めてしまって、眠ることができなくなる。
昨日の朝方も同じような感じだったが、そのときは何の役にも立たないがバラエティ番組の企画会議に参加していた。やたら真剣に。
●今朝方は体の向きを変える毎に場面が変わる。
仕事の取引先の人と今後の仕事の展開について話し合っていたり、家族と話していたり。
●ただそれでも、そんな時間に収穫があったのは小説を書くか戯曲を書くかで悩んでいたことだ。戯曲のいわゆる最初の「ト書き」にやや情緒を盛り込みすぎると良くないと以前言われたこともあるが、そんなことは知ったことではないと思い始め、むしろその戯曲から立ち上がってくる舞台を戯曲の中にめいっぱい盛り込んでいくのはどうだろう。そこにある装置の佇まいから、役者の呼吸にいたるまで。ただそこまで思ったところでふと気付く。
●その手法のまま小説が書けるのではないか。
●ということをずっと夢現の状態で考えている。それが夢ではないのは、考えているということを自分で意識しているからだ。
●最後の仕事を終えて、明日はようやく帰国。まずはひと安心だ。帰国の準備も完了。
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跳躍と歩み
- 2010-12-22 (水)
- 執筆
●一週間の出張期間だが、割りと中身が充実しているとあっという間に過ぎていく。
●今回、夜一人になって考えているのは、主に新たな創作に向けてのことだが、浮かんでは消えて浮かんで消えての繰り返しだ。しかも、どんなものを書くのかわからないのに、書く前から書き終えられるかどうかの心配をしてしまっていることに気付いた。
●そんなことでは何も形になっていくはずもない。
●基本的には地道な歩みで進めていくというのが、性にあっていると思っているのだが、とはいえ、創作に於いては最初の大きな跳躍が重要だ。その跳躍が何のキッカケで来るかまったくわからない。だから、そのキッカケになりそうなものにできるだけ触れたほうがいい。いいものに触れることだ。いいものに触れるとそれは大きな跳躍力を生み出してくれる。
●あと、「書くことについて」あまり意識しないということはかなり重要かもしれない。自意識の迷路に入り込んでしまうと、決していいものにならない。どうせ迷うなら無意識の迷路を迷いたいものだ。
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ワクワク感を求めて
●しっかり眠った。先週はなぜか深く眠れなかったから、今週こそはしっかり眠っておきたかった。
●8時間ほど眠って、朝目が覚めたが、肉まんを購入後、帰って来たら腹がいっぱいになってまた眠ってしまっていた。
●気づくと11時を回っている。支度をして会社へ。妻とskypeで。気になっていた仕事も何とかなった様子で一安心。
●ただ、会社の中がどんどん寒くなる。震えてネットをしているわけにもいかないので、必要なことを調べてトンズラする。
●あまりに寒いので、近くの日本式のスパへ。一応温泉ってことになっている。だいぶあたたまった。風邪をひいている場合じゃない。年末だし。

●夜は一人チゲ。猫も氷の上を歩く。寒そう。
●『総理と呼ばないで』のDVDを見返している。この頃の三谷ドラマはやはり夢があった。『警部補 古畑任三郎』『王様のレストラン』そして『総理と呼ばないで』。何が出てくるかわからないワクワク感があった。
●また、別のワクワク感を求めて創作の世界に携わっているわけだが、かなり長いこと作っていない。やはり考えなければ。あのワクワクをどうやったらまずは自分自身が味わえるだろうか。あらためて来年の夏に向けて戯曲を一本、まずは書きたい。
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師走・東京駅
●一昨日新幹線で帰郷した妻が帰ってくるので、東京駅へ迎えに。駅構内は何やら慌ただしい。東京駅という空間を極めて特殊な空間に感じた。それが師走だからなのか。しかし、同じ師走でも羽田空港ともまた全然違う。整理されてきれいなんだけれど、それでもなんだか雑然とした感じ。
●電車の中で本を読む。移動中の読書はやはり進む。
●また個人的にも見学者的にも「物語る」準備を始めたいところだ。電車に乗って、いろいろと思いを巡らせる。何かが小さく動いているが、まだまだ。
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過酷な禁煙環境、そして一週間経過
●ふう、やはり危惧していたことが起きた。今日は最もストレスの溜まる、ある一定のメールの返事をひたすらに書き続けるという一日。しかも、会社では目の前でプカプカ吸っている人がいる。この仕事をするときはいつもかなり集中力を上げて、言葉を選ぶのに神経を使う。だから、いつもタバコの本数が増える。先週もそうだった。喫茶店に入って一人煙草を吸いながらの仕事だった。思えばそれが最後の煙草だった。
●かなり厳しい戦いの一日だった。しかし、これを乗り越えたことで得られた自信も大きい。
●しかし、その分イライラも大きかった。そのイライラは手紙の内容にストレートに反映されてしまったかもしれない。メールの内容を反芻するほどのゆとりがなかった。そんなイライラしたメールをぶつけられるほうもたまったもんじゃないだろう。
●今後、執筆に取りかかったりするにあたって問題がないだろうか。いつから煙草を吸っての執筆だろう。『ネコガラ・ティンクルテ』では確かすでに吸っていたはずだ。つまり、わたしの戯曲の執筆はほとんど煙草との歴史だ。煙草をやめてからの戯曲執筆、小説執筆も課題だ。これを乗り越えてこそ本当の自信に繋がるはずだ。
●とはいえ、明け方はいつも目覚めがいいし、何故か早起きになっている。寝付きもひどくいい。足も常に爪先まで温かい感じがするし、何だか身体の調子が諸々良くなっている気がしてならない。というわけで、一週間経過した。ニコチンは抜けてくれたんだろうか。
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『わたしを離さないで』読了

●カズオ・イシグロ著『わたしを離さないで 』(ハヤカワepi文庫)を読了。読み始めて三週間程度だろうか。ゆっくりと読んだ。
●リンクの先のアマゾン・レビューではすでにネタバレがあるが(画面下の方にスクロールしなければOK)、多くの人が語るようにこの本を読もうとするならば何も知らずに読み始めてもらい、次第に明かされていく彼女たちが抱える深い闇を知ったときにただどうしようもなくたじろぐしかできない現実にふいに気付かされることになる感覚を味わってほしい。
●やっと次に読み進めたい作家を見つけられた。
●そして、改めて何か書きたいと思った。短編をいくつも書こう。習作のため、最終的に「出力される形」は戯曲だろうが小説だろうが、映像だろうがなんだって構わないのだ。
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