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地下室の手記4

●あれから1ヶ月近くの時間が経ってしまった。その1ヶ月前に覚えたはずの台詞を反芻してみても、たどたどしい。まあ、それはそれとして復習をするとして、次に進まなければ。

そして、結局のところむっつりと押し黙ったまま、力なく歯ぎしりでもしながら、無気力、惰性の中に陶然と浸りきって、こんなことを考えるー俺には、腹を立てるべき相手さえいないわけだ、そうだ、対象物がないのだ、ひょっとすると、永久に見つからないのかもしれないぞ、ここにあるのは、すり替え、ごまかし、いんちき、いや、単なる得体の知れぬ戯言で、何が何だか、誰が誰だかもわからない、と……。しかし、こうしてすべてが正体不明にもかかわらず、それでも痛むのだ。わけがわからなければわからないほど、痛みはひどくなるのである。(光文社/古典新訳文庫・ドストエフスキー『地下室の手記』安岡治子訳 P29-30)

●とにかくそれぞれのセンテンスはまだ繋がってはいない。
『地下室の手記』そのものを上演するわけではないからだ。これらはあくまでテキストで、ここからまた別のテキストとして形作られる予定である。
いずれにしても、他人の言葉を覚えるのが心地よい。


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